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家族でも生徒でもない“こども”と、親でも教師でもない“おとな”が、“あそび”の中で出会い、気負わず楽しく居合わせる機会づくりに励む「こりれいず」。 代表のす〜さんが、活動や日々の出来事、思いついたことなどを羅列しています。どうぞ、 おつきあいください。 活動の予告・報告は Instagram(@korireizu) Facebook (@こりれいず仙台) でも確認できます。

2011

0423
仲間のNPOがシリーズ開催している「子どもの遊び環境学習会」に参加。
本当は毎回参加したいと思いながら、仕事の都合でどうしてもたまにしか参加できないが、今回は3.11の震災を経て、初めての学習会ということで、半日の有給休暇をとっての参加。

いくつかのグループに分かれて、配布されたテキストをもとに話し合いがなされたのだが、たまたま同じグループになった「ここねっと」のSさんの言葉にハッとさせられた。


 「ひとつの場所で、こどもたちと関係を育みながら長い支援を」

との言葉。既に沿岸部の被災地域での児童支援を重ねているSさんならではの言葉には、やはりズシリとした重みがある。

浮気をしない支援。当たり前と言えば当たり前なのだけど、思わずドキリ、とする一言だった。

Sさんの言葉では他にも勉強になったことが。

避難所などでのあそびを通したこども支援プログラムの必要性は、阪神淡路のときと比べれば、その重要性がひろく認識されるようになり、随分、積極的に取り組まれるようにもなった。

それでも、「ウチにはこどもは少ないから、独別に支援プログラムを考えなくても大丈夫」との考え方は根強い。かくいう自分もなんとなくそのように考えていた。

でも、Sさん曰く、それは考え方が逆なのだそうだ。

「こどもは、大人の社会とは隔離されたこどもの社会を必要とする。そして、こどもがある程度の人数揃っ
ているときは、群れることでこどもの社会がおのずと形成され、ピア・カウンセリング的な回復の力が働く。」

「しかし、2~3人しかこどもがいない避難所には、そのような動きは期待できない。だから、こどもがわずかしかいない避難所にこそ、支援プログラムで強制的に大人の社会から隔離する時間と場所を確保することが必要!」

なのだそうだ。

なるほど、とうなずくばかりの学習会でした。

こんな実のある学習会を開いてくれる仲間たちに感謝! 感謝!



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