家族でも生徒でもない“こども”と、親でも教師でもない“おとな”が、“あそび”の中で出会い、気負わず楽しく居合わせる機会づくりに励む「こりれいず」。
代表のす〜さんが、活動や日々の出来事、思いついたことなどを羅列しています。どうぞ、 おつきあいください。
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2005
昨日、子どもの権利委員会の委員をお迎えした。と言っても、自分の職場にお迎えしたわけではなく、市民有志が実行委員会をつくり、地元私学の周年事業のひとつとして、お迎えしたのだ。
子どもの権利委員会は、国連の機関として、国際条約である子どもの権利条約に批准した国々の取り組み状況のチェックや、条文の解釈について見解を出したりする国際機関だ。
現在、18名の委員がいるが、日本人の委員はひとりもいない。批准して10年の間に、2度の報告を出してそのつど「勧告」を受けているようでは、それもしかたないだろう。そう、子ども施策については、日本はまだまだ3流国なのだ。
で、子どもの権利。
“権利”と聞くと、どうしても最初に“自己決定をする権利”が思い浮かぶ。だから、子どもの権利と聞いても、子どもたちが自分自身であらゆることを自己決定していくことを意味しているのかと思っていた。
そして、今となってはそれは誤解だったのだが、その理解が、子どもに関わる活動を自分のライフワークにしようと考えながら、子どもの権利条約に近づくことを躊躇わせていた。
子どもの権利条約における権利とは、子どもの声に大人がしっかりと耳を貸すこと。「ねぇねぇ」という子どもの呼びかけに、「なあに」と笑顔で向き合うことなのだ、と初めて知った。
子どもの気持ちを尊重することの大切さ。そのことを改めて感じることのできた出会いだった。
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