2005
数日前の新聞に、総合的な学習の時間が、早くも見直し対象になるようなことが掲載されていました。
本格的な導入前に、友人の教師が話していたことは、やっぱり現実だったのか、それにしても早いなぁ... というのが正直な感想。
授業時間を増やせば、本当に学力がアップするのかなぁ... というのも、ちょっと疑問。
個人的には、そもそも学校の教師に「総合的な学習の時間」のような取り組みを任せよう! ということ自体にムリがあったような気がするなぁ。いや、これは教師の力量不足ということではなくてね。
学校の先生がやらなくてはいけないことが莫大に膨れ上がっているのに、さらに念入りな下準備が必要な総合学習をやらなきゃいけないなんて...そりゃムリってもんですよ。普通に考えりゃ。効果をあげている総合学習を実施している学校や教師の方は、ほんとうに尊敬します。心から。
たぶん総合学習のようなことは、本来は、地域の大人たちが取り組むべき事なんじゃないかと思う。学校が週5日制になったんだから、土曜日を活用して地域の大人たちが子どもたちの地域に根ざした体験型の学習機会を提供したっていいんじゃないかと。
遊びの中からだって学ぶことは可能だと思うし。でも、残念なことに、自分も含めて、現在の地域の大人には、そのようなことをやれるだけの実力が足りないんだと思う。だから、仕方なく学校の先生が、忙しいところをムリしてその役割を担っているんじゃないか。そんな気がするんだよね。総合学習って。
地域が総合学習のようなことや、生きる力を身につけていくための取り組みを担うことができれば、教師のみなさんには、プロフェッショナル魂を存分に発揮してもらって学力向上に取り組んでもらえると思うのだけど...