2006
あぁっ! 新1年生しかいない!!!
大人の計算高さもなんのその、新2年生はまだ学校から帰ってきていない。どうするオレ、と●●カードのオダギリジョーか、劇団ひとりの心境。
でも手元のカードは1枚きり。「こどもたちとあそぶ」だ。ということは、やっぱり劇団ひとりか、オレは...ガクッ。
新2年生と盛り上がり、「えっ? なになに」と寄ってくる新1年生に顔を売ろう、というのが当初のもくろみ。まったく面識のない新1年生といきなり盛り上がるなんて芸当は、修行中の身にはまだまだ難しいのだ。
新1年生は、2~3人ずつ分かれて、部屋の端でオセロをしたり本を読んだりしている。う~ん、どうやって仲間にいれてもらおうか...
あ、レゴをしている子がいるではないか!
別にレゴが得意とかいうのではないけれど、声をかけて入っていくには最もハードルが低そうだ。よし、行けぇ~っ!
「おっ!、何つくってるの? おじさんも仲間に入れてよ」と、素朴ながらも強引な導入で話しかけ、レゴ仲間の輪にズズイと割り込んでいく。
とは言いながらも、子どもたちがつくるレゴには、物語が存在する。その物語の破壊者となってしまっては、コミュニケーションもあったもんじゃない。彼らのつくっている世界を壊さないように、まずは設定を訊くことから。
話を訊いて、なるほど、なるほど。
さて、と。じゃあ、既につくられていた建物にアーチとタワーをつけようかと、黙々とレゴ作業を始める。
う~ん、なかなからせん状のタワーは難しいなぁ... すぐ崩れてしまう。こうしたらどうかな。おっ、なかなかいいゾ!
あ! 会話もせずに、自分ばかりが夢中になってしまってどうする! 今日の目的は新1年生とのコミュニケーションだろ! と自分にツッコミながら、会話を投げかけてみたりなんかする。
おぉ、ひとりは娘の同級生の弟君ではないか。だから何? と言われればそれまでだが、なんだか急に心の距離が縮まったような気が...したのは、たぶんオジさんだけだよね。
でも、初対面にしては、比較的スムーズに受け入れてくれたような気がするのだけど、どうだろう?
そうこうしているうちに、30~40分くらい経っただろうか?
「痛ッ!」
誰かが自分の足の甲のところにのっかってきた。そう、新2年生様が学校から帰ってきたのだ。なんで挨拶もしないうちにのっかって来るんだよ!
おじさんは内心うれしく思いつつ(Mではありません、念のため)、痛いから降りろと小突き返す。
その途端、自分の身体がひっくり返り、足だけでなく背中にも重みが...
「●●さん、何やってんの~ッ! 泥だんごつくらないの~ッ!」との2~3人の声が。
えっ? 何で泥だんご? 自分は作り方知らないよ。教えてくれるなら挑戦するけど...
あぁ、数日前に児童館を訪れたとき「泥だんごづくりをしてる子たちがいるって聞いたので、子どもたちに教えてもらいたいですね」なんて話していたので、児童用の入口に「泥だんごをつくってあそぼう!」との張り紙が。
ということで、新2年生と一緒に泥ダンゴタイムに突入することに。レゴ遊びで付き合ってくれたIくん、Tくん、Sくん、Mちゃん、ありがとうね。
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と、連載にするような内容じゃないのだけれど、またしてもお出かけの時間が... 文章を書くのって苦手だから時間がかかるんだよね(苦笑)。
泥ダンゴつくりのようすを書けるかどうかは、神のみぞ知る、ということで。またしても途中アップ!