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家族でも生徒でもない“こども”と、親でも教師でもない“おとな”が、“あそび”の中で出会い、気負わず楽しく居合わせる機会づくりに励む「こりれいず」。 代表のす〜さんが、活動や日々の出来事、思いついたことなどを羅列しています。どうぞ、 おつきあいください。 活動の予告・報告は Instagram(@korireizu) Facebook (@こりれいず仙台) でも確認できます。

2006

1220
カミさんの父親、つまり私の義父の全面協力を得て児童館に持ち込み企画をした。

事前になんの打診もしないままでのいきなりの申し出。児童館としても検討の時間を要すると思っていたのだが、担当の先生は二つ返事でOK。義父の予定を確認する間もなく、日程まで決まってしまった。

持ち込んだ企画は「ワラで縄をなう」ということ。

自分も含めて、ワラに触る機会なんて総合学習あたりで取り組まない限り、そうはやってこない。

しかも、ワラの調達も義父にお任せの親類パワー総動員の企画となった。

ワラで縄をなうことは、かつて中学生時代に学校の行事で挑戦したことがある。近所のじいちゃんたちに教わりながら1時間がかり。それでもうまくいかなかったことを覚えている。手先の器用なクラスメイトは、草鞋まで編んでいたというのに...

この痛い経験から、今回は練習をして臨むことにした...のだけど、やっぱり生来の不器用さは30年近い歳月を経ても解決はしていなかった。

しかし処世術だけは少しは身につけていたので、ワラをなうことができない子ども達を安心させるために(?)、大人でもできない人がいるから綯なえなくても大丈夫というメッセージを子ども達に態度で伝える、というなんとも意味不明な役割をつくって当日に臨んだ。

ところが!

当日やってみたら、するするとワラが綯えるではないか! おぉ~っ! なんということだ。奇跡か!? やはり、手を水で湿らせて綯うのが良かったのか。

小学1年生もいた子ども達10数名の全員が、多少、不恰好ではあるけれど、ワラを綯えている! かく言う私も...と世の中うまくいくはずもなく、児童館の先生と2人、子ども達そっちのけでワラを綯えるようになるのに必死、必死、必死。

「●●●さん、なんでできないの?」という、子ども達の声を浴びながら頑張った。うん、自分でも自分を褒めてやりたいくらい頑張った(ちょっと大げさ)。そのおかげで、終了時間間際には、かなり不恰好ながらもなんとかワラを綯うことができた。

当初の重責は果たせなかったが、「何事も最後まであきらめずに頑張ることが大切」ということを背中で伝えることは出来たのではないか(自分が、そう思っているだけ)。

ワラを綯えた子ども達は、自分の縄を使ってリースづくり。正月飾りにするのがセオリーかもしれないけど、「いまどきはリースにしたほうが自宅で飾ってくれるのでは」との家内の助言でリースづくりに。

縄綯い終了後は、児童館で用意してくれたトン汁にみんなで舌鼓を打って大満足。

このためにワザワザ遠くから呼び出された義父も、「いやぁ、孫がお世話になった児童館に協力しないわけには...」と照れくさそうに児童館の先生には言いながらも、帰りの車中では「来年はどのくらいワラを用意しておく?」と、早くも鬼が笑う状態へ。

とにかく、関わったみんなが笑顔で終わって、よかったよかった。

番外編、第1弾、成功っ!!

さて、次は何だっ?
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