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家族でも生徒でもない“こども”と、親でも教師でもない“おとな”が、“あそび”の中で出会い、気負わず楽しく居合わせる機会づくりに励む「こりれいず」。 代表のす〜さんが、活動や日々の出来事、思いついたことなどを羅列しています。どうぞ、 おつきあいください。 活動の予告・報告は Instagram(@korireizu) Facebook (@こりれいず仙台) でも確認できます。

2023

0917
もう20年近く前になるが、娘がお世話になったご縁で、近所の児童館に月イチで遊びの出前に出向いていた事がある。


 
これは、ご恩返しなどではなく、父親もお世話になるという、児童館にしてみればハタ迷惑な話であったと思う。
 
当時の児童館の先生方の支援の下、足掛け10年ちょっと月イチで100回以上通った。
 
始めた頃は、まだ「こりれいず」は存在もしていなかった。
 
その間、何人もの職員にお世話になり、迷惑をかけてきた。
 
その中のひとり、Kさん(関係者にもこどもにも先生と呼ばせない人だった)は、とても印象深く記憶に残っている。
 
何しろ、雑談で「こんなことをやったら楽しいんじゃないかなぁ」と話をした次の瞬間には、カレンダーの前にいる。
 
いつも、やるかどうか、やれるかどうかの話はなく、いつやるか?の話になる。
 
カレンダーは、いつもいろんな企画で埋まっていて、企画を持ち込む側にはありがたいが、一緒に働く人は大変だろうなぁ…と思っていた(笑)。
 
そんなKさんに言われた言葉に「児童館に地域の人がいることこそ大事!」というのがある。
 
あそびの出前活動はKさんの着任前年に始まっていたが、まだまだ慣れないことばかり。進行はグダグダで、子どもたちにやることを説明するのにも四苦八苦している状態。
 
娘もお世話になり、その父親も寛大に受け入れてくれたA先生の異動に伴うKさんの着任。活動内容に自信もなく、出前活動を継続させてもらえるものかハラハラしていた。
 
先の言葉は、何回かの出前活動を経て、職員に迷惑をかけ続けていることをお詫びしたときに出てきた。
 
まぁ、「中身はともかく」と言っていると受け取れるので(笑)、ショックを受けるべきなのかもしれないが、自信のない自分には充分な励ましの言葉になった。
 
そこから10年が経ち、Kさんの異動後も活動は続き、何のご縁か自分も児童館で働くようになる。同業者になり日程が取れなったことで出前活動は終了。
 
力量不足は自覚しつつも、約8年の児童館の館長勤務。
 
先の言葉は胸に残り、Kさん同様、地域の集まりに出る度にカレンダーを埋めてくる、職員にとっては迷惑な館長だったと思う。
 
児童館職を離れ、「こりれいず」の活動を純粋にボランティアとしてやる中でも、活動の中に子どもたちだけがいることを、良しとはしていない。
 
なかなか実現に苦慮しながらも、こどももおとなも同じ空間で、同じ時間を気楽に楽しく過ごす、当たり前の時間になるよう頑張っている。
 
なぜなら、「こりれいず」はこどもたちの遊ばせ屋ではないし、(地域)社会はどちらかだけで成り立っている、とも思わないから…
 
 
#日々の中で思うこと
#こりれいず
#あそびの活動
#児童館
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