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家族でも生徒でもない“こども”と、親でも教師でもない“おとな”が、“あそび”の中で出会い、気負わず楽しく居合わせる機会づくりに励む「こりれいず」。 代表のす〜さんが、活動や日々の出来事、思いついたことなどを羅列しています。どうぞ、 おつきあいください。 活動の予告・報告は Instagram(@korireizu) Facebook (@こりれいず仙台) でも確認できます。

2007

0702
まつりが終わった。

先に触れた、近所の児童館のお祭りが、無事に終わった。
当日は、オヤジの会のメンバーばかりでなく、日ごろから児童館に関わっている「子育て支援クラブ」や「図書ボランティア」のみなさん、さらには、ジュニアリーダーの高校生も加わっての大編成。

その中で我がオヤジチームに任されたのは、“ダンプレート・ドームの組み立て”と“金魚すくいのおやじ”だ。

ダンプレート・ドームは、三角形のパーツを布ガムテープで張り合わせてつくった六角形を、サッカーボールの模様よろしく組み合わせてつくるドームで、この 時期のビールを美味くするには格好の作業になる。水着のシーズンまでに数キロ体重を落としたい向きには、格好のダイエットマシンでもある。

組み立てそのものは大したことないのだが、中がサウナのよう。

しかし、大したことないと言いながらも、既に3回目となる組み立ては再現VTRを見るかのごとく会話が繰り返される。

「どうやって組み立てるんだっけ?」
「六角形は何枚つくるんだっけ?」
「コレとソレを張り合わせていいんだっけ?」 などなど。

材料となるパーツがドーム2個分あることさえハッキリとは覚えていないから、始末に終えない。今回も1個派と2個派が言い争い、写真判定に持ち込まれた(過去の写真をみたら、堂々と2個並んでいる写真が!)。ちなみに自分も1個派だったので、形見が狭い狭い。

それでも、何とかなるのがダンプレート・ドームのよさのひとつ。組み立たら、放っておくだけで何もしなくても「●●ホイホイ」の●●よろしくこどもたちがドームの中に入る入る。お前たち、暑くないのかよっ?って、汗ぶったらしじゃん!

もうここまでくれば、後はときどき忍び寄って外からドームを揺らしてやるだけ。それで、結構なアトラクションになる。倒れたところで、プラ段ボールだから怪我することもないし。

本当は、ドームにサインペンなんぞで落書きし放題にさせたいのだけど、それは管理者の許可が下りないのであきらめよう。ペンの管理も大変だしね。

さて、意気込んで望んだオヤジたちだったが、実は金魚すくいが午後からだったため、ドームを建てた後は自然とフリータイムへ突入! ニコチン切れのオヤジもいるもんだから、ふかしながら和んでいると、どこからともなくお呼びがかかる。

「餅つき手伝ってくれぇ」

なんとオヤジの会名誉会長のHさんご夫妻からの要請だ。これは断るわけにはいかない、とばかりに、急遽、餅つきチームへ編入。

一仕事終えたら、いよいよ本番の金魚すくいだ。

午前中から待ち焦がれたこどもたちが早々に溢れている。
本当に飼うつもりがあるのかどうかイマイチ信用し切れなさを残しつつ、金魚すくい大会の始まり だ。お代はひとり50円。すくえなくても1匹はプレゼントだ。それでも、すくえない悔しさから何度も何度も列に並び直しては金魚との戦いに挑むチャレン ジャーたち。がんばれ、がんばれ。

たかが金魚すくいと言うなかれ。低学年の子には低学年の子の意地が、高学年の子には高学年の子のプライドがある。負けたままではすまされない真剣勝負、ガチバトルなんだな。

結局、金魚が残っても困る、との児童館の先生の強い強い要望を受けて、最後はつかみ取り状態になだれ込みつつも完売!

オヤジの意地も充分に見せつけることができたと思う。

次に児童館からお呼びがかかるのは秋のイベント。そのときこそ、スムーズにダンプレート・ドームを組み立てよう、ともう何度も心に誓った思いを改めて初夏の空に誓う1日でした。
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