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家族でも生徒でもない“こども”と、親でも教師でもない“おとな”が、“あそび”の中で出会い、気負わず楽しく居合わせる機会づくりに励む「こりれいず」。 代表のす〜さんが、活動や日々の出来事、思いついたことなどを羅列しています。どうぞ、 おつきあいください。 活動の予告・報告は Instagram(@korireizu) Facebook (@こりれいず仙台) でも確認できます。

2011

0419
こりれいずとして、避難所へのあそびのボランティアに取り組みたい、と思いヤキモキしているが、実はそう簡単には避難所には入り込めない。

避難所内に団体のボランティアとして入り込むには、内部の協力者が欠かせないのだ。
 

実はこのことは、避難所となっている職場の状況を見ると一目瞭然。

公的(はっきり言えば仙台市の)保証のない任意団体、特にこりれいずのような小さな実績もないような団体は、正攻法で災害対策本部や避難所そのものに乗り込むとどうなるか。

内部協力者(つまりは推してくれる人)のいない無名なボラ団体は、「必要になったら連絡を差し上げます」と言われて、待機状態のまま何もできない状況になる。

さらには、子どもの数が誰の目から見ても多くないと、「こども向けの遊びプログラムの提供」なんて持ち込みは、さほど相手にされず避難所の自治組織の会議でスルーされる傾向が強い。

避難所内に協力者がいないと、「こどもはそれほどいないから、特にあそびのボランティアは必要ないかなぁ...」との声が多数を占めるのだ。

「勉強を教えます」なら、違うのかもしれないけれど...

被災したこどもたちへの遊びの提供の大切さは、阪神淡路の頃よりは一般にも知れるようになったものの、まだまだ一般化はしていない。

被災当事者(が避難所運営のキーマンでもある)も、そこまで考える余裕はないのだ。

だから、避難所運営に携わる内部関係者を押さえないと、なかなか入るのは難しいのだ。いくら善意のボランティアと言ったところで、誰でもいいわけじゃないからね。


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