４月になったのに、３月のライオン

最近、「３月のライオン」というマンガにハマっている。そりゃもう、どっぷりと、ハマの大魔神か（古いな）というくらいにハマっている。妻や娘にも押しつけて読むことを強要するくらいだ。
 
２人とも反応は良好だから、まぁ、よしとしよう。
 

つい最近７巻が出たくらいの作品なのだが、実は、１巻が出たばかりのときに読んだときは、正直、同じ作者の前作「ハチミツとクローバー（俗にハチクロ）」の方が断然面白いよな、と気にもとめなかった。
 
その間、漫画賞受賞や、書評などでの絶賛を横目に見ながら「あんなの、どこが面白いんだよ」と思っていたのが．．．
 
どっかーん！　やられてしまった。
 
行きつけのネットカフェで通して読んだら、どっかーん！　まさに　どっかーん！　とにかく、どっかーん！　訳も分からずどっかーん！　てな感じに。
 
ネットカフェでこんな衝撃を受けたのは「ブラックジャックによろしく」を読んだとき以来。あのときは、思わずブックオフで全巻買い揃えたのだった。
 
今回は．．．
 
やっぱり揃えてしまった。一気に７巻まで。あぁ、大人で良かった。
 
国民的作品に育った「ONE PIECE」も、しびれる台詞がてんこ盛りだけど、「３月のライオン」だって負けていないぜ。
 
一堂零、じゃなかった、桐山零は10代のプロ棋士。将棋さしだ。まともとは言えない育ち方をした彼が、周囲の人と触れ合う中で自分を、自分の居場所を獲得していくさまは、感動を呼ぶ．．．と思うのだけどな。
 
ハチクロは周囲に理解者がいなかったけど、この作家、マジですごいと思う。