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家族でも生徒でもない“こども”と、親でも教師でもない“おとな”が、“あそび”の中で出会い、気負わず楽しく居合わせる機会づくりに励む「こりれいず」。 代表のす〜さんが、活動や日々の出来事、思いついたことなどを羅列しています。どうぞ、 おつきあいください。 活動の予告・報告は Instagram(@korireizu) Facebook (@こりれいず仙台) でも確認できます。

2012

0408
ともだちをつくる順番って知ってますか? 
私は知りませんでした。そんなものに順番があるなんて。
 

実はこれは、マンガの中に出てきたお話。そう、これは「3月のライオン」の中のお話です。
 
主人公の知り合いの中学生(ひなた)の友達(ちほ)は、イジメが原因で転校してしまいました。しかし、彼女は転校先でも学校に行けず、「心のケアセンター」というところに通うように。そこの先生が語ったのが、ともだちをつくる順番。
 
この順番って、イジメなどで心に傷を負った子どもが回復していくときのカウンセリング等の現場では、定説になっているものなのだろうか? それとも、作者の創作? 
 
初めて聞いて、スッと心に落ちて、そのあと、とめどない衝撃が!
 
作中では、「ちほ」が転校直前まで自分と仲良く接してくれた「ひなた」に、転校後に初めて返してくれた手紙の中で語られる。
 
①    まず最初は、動物のお友達をつくりましょう
②    それができたら、次は、年が上のお友達を...
③    3つめのステップは、年の近い友だちを作る
 
「ちほ」からの手紙は、「年齢の近い友だちを」と言われたときに、離れてしまった「ひなた」の顔が真っ先に浮かんで、会いたくて会いたくてしかたない。夏休みに遊びに来ませんか?」と結ばれる。
 
作品で読んでいくと、なかなかに衝撃的で感動的なシーンのひとつだ。
 
この順番って、どうなんだろう? 心に傷を負ったこどもたちばかりに当てはまる順番なのだろうか?
 
「こどもにはともだちが必要」というときに、私たちはどうしても「年齢の近いおともだち」ばかりをイメージしてしまう。そのような人が周囲に見当たらないと「ともだちがいない、たいへんだ!」と本人も周囲の大人も思い込んでしまいがちじゃないだろうか。
 
この話は、マンガの中のお話だし、心理学的には何も根拠のない話なのかもしれない。
でも、ここの部分を何度も読み返してしまう。何度も。何度でも。
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