2007
1月の「あそぼう」は、50音カードを使って遊んだ。
50音カードっていっても何のことはない、工作用紙をトランプくらいのサイズに切り、片面にひらがなを一文字づつ書いてある。ただそれだけの手づくりカードだ。1セットでは遊びが広がらないので、合計4セットを色違いで持ち込んだ。もちろん、濁点、半濁点、小さな「つ」 なども用意してある。
これらのカードを使ってやろうとしたのは「言葉づくり遊び」。用意した50音のカード1セットを使って、どれだけ多くの言葉(みんなが知っている名詞・動詞)を作れるかのチーム対抗戦だ。
もちろん、一度使ったカードは使えない。
このルールから、冷静に考えると、「酢」とか「絵」といった、一文字の単語をどれだけ多く出せるかが勝敗の鍵を握る。一文字は無理だとしても、文字数の少ない言葉を思いついたほうが有利になるのは間違いない。
2006
事前になんの打診もしないままでのいきなりの申し出。児童館としても検討の時間を要すると思っていたのだが、担当の先生は二つ返事でOK。義父の予定を確認する間もなく、日程まで決まってしまった。
持ち込んだ企画は「ワラで縄をなう」ということ。
自分も含めて、ワラに触る機会なんて総合学習あたりで取り組まない限り、そうはやってこない。
しかも、ワラの調達も義父にお任せの親類パワー総動員の企画となった。
2006
インドアで行う「あそぼう」なのだけれど、寒い時期に暖房を使えないホールでやると、風の子たちはいいけれど、こっちの体がもたない(休館日の市民センターの部屋を使わせてもらうので)。風の子ならぬ風邪の子(大人?)になってしまう。
でも身体をつかってあそぶこともしないと、プログラムのバランスが悪いんだよなぁ。
そうか自分も体を動かせばいいんだ!
ということで、困ったときの「ドッヂビー」頼み。ドッヂビーはウレタン製のフライングディスク(商品名:フリスビー)。取り損ねても痛くないので、子どもでも誰でも安心して遊べます。
布ガムテープを借りてホールの壁にゴール枠を設定。その前に私が立ちはだかってドッヂビーのPK勝負をやることにした。
2006
家内から、子どもと接するときの大事な心構えのひとつ、と思える話を聞いた。
ある研修の講義から。
ほとんどの大人は、子どもたちに“思いやり”の気持ちを持てるヒトになってほしいと願っている。
そして、保護者、保育者、指導者、教育者といった、それぞれの立場で、関わる子どもたちがそのようなヒトになって欲しいとばかりに、あの手この手で働きかける。いや、あの手この手というよりは、お説教一本勝負かもしれないが...(苦笑)
でも、講師の先生いわく「思いやりの心を持つように指導することはできない」のだそうだ。
2006
足繁く(?)通う近所の児童館に4月に異動してきた児童厚生員のKさん。彼女は、この児童館に地域の人の出入りが予想よりも少ないことに驚いていた。
Kさん曰く、「こどもたちに何かを教えたりすることができなくても、特段、目新しいことをしなくても、普段は児童館にいない地域の人が館内に一緒にいることが、こどもたちにとって意味がある。」とのこと。
昨年春から月イチでこども達と遊ぶために児童館に出向く自分にとって、この言葉は、先生の思惑以上に勇気づけられる言葉だ。
別に、持ち込んだメニューの質の低さの言い訳にするつもりはないのだけど、そう言ってもらえるだけで児童館に向かう足取りが余計に軽やかになろうというものだ。
たいしたことができるわけではないし、職員の立場からすると地域の方が来館したら対応しなくては、との気苦労をおかけしてしまうとも思うのだけど、それでも、もっと児童館に出向いていこうと思う。
2006
あぁっ! 新1年生しかいない!!!
大人の計算高さもなんのその、新2年生はまだ学校から帰ってきていない。どうするオレ、と●●カードのオダギリジョーか、劇団ひとりの心境。
でも手元のカードは1枚きり。「こどもたちとあそぶ」だ。ということは、やっぱり劇団ひとりか、オレは...ガクッ。
新2年生と盛り上がり、「えっ? なになに」と寄ってくる新1年生に顔を売ろう、というのが当初のもくろみ。まったく面識のない新1年生といきなり盛り上がるなんて芸当は、修行中の身にはまだまだ難しいのだ。
新1年生は、2~3人ずつ分かれて、部屋の端でオセロをしたり本を読んだりしている。う~ん、どうやって仲間にいれてもらおうか...
2006
昨年5月から始めている、月に1度の児童館遊び(児童館側で「●●●さんとあそぼう!」というタイトルをつけていただいた)。もちろん今年度も自分の重要な活動として取り組んでいくのだが、その新年度第1回目が昨日だった。
実は、今回はちょっとした不安を持っていた。
もうすでにお気づきのように新年度ということは、3月までは出会う機会のなかった子どもたち、ピッカピッカの一年生!が、たくさん児童館に来ているのだ。
昨年度の1年間、内容はひとまず毎月欠かさず出向いたことで児童館にやってくる子どもたち(中でも小学1~2年生)に顔を覚えてもらうことができた。まぁ、これには娘のサポートによる部分が大きいのだけど... それもふたまず置いておこう(笑)。
新1年生がいるということは、これまで培ってきた「あそびの迷人」としての認知率はガクン、と落ちる。予め分かっていることではあるけれど、あまり場慣れをしていない自分にとっては、不安を持つには充分な要素だ。新1年生は、おやじ見習い(自称:こやじ)を受け入れてくれるだろうか。あぁ~っ!